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フタバコネクタのこと [Know How]

某SNSにてエンコン以外のS.BUS系が全てノーコンで墜落の記事があり、
コメントの中でS.BUS中継BOXへのコネクタ接続が奥まで挿されていない
せいでは?とありました。
しかし、中継BOXが悪いと捉えた方がいらっしゃるようで、本質ではないので
ここに書かせていただきます。

まず、中継BOXに奥まで挿していない状況というのがこの例です。
IMG_8115b.jpg

左側の黒いコネクタが奥まで挿した状態で、右の赤いのが一段目の止まるところ
(便宜上クリック感と表現します)までの状態。
メカ積みの場合は手が届きにくいせいもあり、この状態が発生しやすいようです。
(経験談)

分かりやすいように受信機で見ると、1段目だと約1mm程度の隙間があることに。
見てお分かりのように、中家BOXだけでなく受信機でも同じ可能性があります。
IMG_8116b.jpg

コネクタのハウジングを取ってみるとこんな感じ。
ここから更に押し込むと2段目のクリック感があり、奥まで到達します。
IMG_8117b.jpg

何故、フタバコネクタは2段階のクリック感があるのかというと、
コネクタが3点接触になっているためです。
IMG_8118b.jpg

通常のコネクタ(旧JR等)は1番、2番のばねによる2点接触ですが、
フタバのは更に3番目のバネが付いている3点接触なのです。
1,2番が最初のクリック感、3番が2回目のクリック感の理由で、
この3番のばねが強力なので、グイっと押し込まないといけないのです。
(正確に言うと、奥まで挿すとオスコネクタは3番の先まで届くので4点接触)
フタバコネクタが接続性確保で採用している大きな特徴で他社は使えません。

ということでコネクタは奥までしっかりと押し込みましょう!です。

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