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デュアルレシーバー化 [Know How]

一般的な内容ではないので書くのに迷ったのですが、こういうことも出来るということで書きます。

SPFをデュアルレシーバー化してみました。

動機としては、最近、各地で発生しているノーコン墜落があります。
フタバも認めているわけですが、今までに比べて多く発生しているのは確かでしょう。
フタバからはクランプフィルタでの対策が示されていますが、更なる対策として受信機の
2重化も採用しました。

デュアルレシーバー化の条件は、16SZ、18SZ、18MZ(WC)等のFASSTest-18chが使える送信機が必要です。
受信機は当然FASSTest-18chが設定できるR7008SB、R7006SB、R7003SBのいずれかとなり、型名が異なる受信機混在でも出来ます。
私は今までR6303SBだったので使えないため、3機種の中で一番安いR7006SB×2を選択しました。
後述しますが、自機のファンクション設定では7006が一番適していたというのもあります。

こちらは変更前から受信機を載せていた側になります。
コードにクランプフィルタを付けた以外は受信機を替えただけです。
DSC_2738b.jpg

反対側に2つ目の受信機を載せました。
胴体後部から来るコードをこちら側の受信機にも接続するのにコード取り回しが少し面倒でした。
DSC_2739b.jpg

ファンクションと各受信機ポートの割当は下記としました。
Function.jpg

受信機1(右側)は右側主翼とエレベーター、モーター
受信機2(左側)は左主翼とラダーとしました。
送信機側の設定は何も変えずに、各7006受信機の2~4ポートとS.BUSへのコネクタ接続だけで実現できます。7003ではポート設定を変更しないと出来ません。7008では更にエルロン、フラップのダイレクト接続が出来ます。

デュアルレシーバーなので、ラダーとエレベーターを各受信機に分け、主翼も左右で分けました。なお、エルロン、フラップはS.BUS接続のままです。
ラダーとエレベーターを分けたのでS.BUSは使わず従来接続にしました。もしS.BUSが死んでも従来接続は生き残ってくれればいう期待を込めて。

写真にも写っていますが、クランプフィルタは都合4個使いました。エルロンコードも全長で60cmくらいあり結構長いよなということでの設置です。クランプフィルタはノイズフィルタなので、付けても重量増加以外のデメリットは無いです。ちなみにS.BUSの仕様は公開されていませんが、ネットで解析した人の情報を見ると100kHzの遅い周波数なので副作用も無いでしょう。

誤解のないように付け加えておきますが、これで完璧な対策とは思っていませんし、モーリスホビーがやっていたのにと言われても責任は持てません。最初に書いたようにこういうことも出来るよという情報です。運悪く私も落とすかもしれませんが、なるべく被害の少ない場所に落とせればという微かな望みを込めて。


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