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充電器と安定化電源の能力について [Know How]

xxの充電器は5Sのリポを1C充電できるかどうかの判断方法。

例えば5S 5000mAhのリポを1C充電する場合、
21V(5Sの満充電電圧) x 5A(5000mAhで1C)= 105W必要です。

検討している充電器にて、上記の3項目(電圧V、電流A、出力W)が全て
対応しているかどうかで判断します。
どれか一つでも足りない場合は、そこが上限になります。

例えばハイペリオンEOS0720iSDUO3の場合で判定すると、スペックは
電圧:7Sまで
電流:20Aまで
出力:1ポート500Wまでなので、
結論:十分な能力があり、20A ÷ 5A = 4C充電も可能。
   出力的にも21V x 20A = 420Wなので余裕ありと判断できます。

では、ISDT製 D2 スマートAC充放電器の場合どうなるかというと
電圧:6Sまで
電流:12Aまで
出力:1ポート100Wまでなので、
結論:出力がギリギリ足りず、100W ÷ 21V = 4.7A(0.94C)が上限となります。
(5Aの設定をしても充電器が勝手に4.7Aまでしか出さない)

あと、安定化電源の能力も重要です。

HiTEC製 安定化電源 ePowerBox30A VOL.2だと、
出力電圧:~20V
最大電流:30A
最大出力:600W

EOS0720iSDUO3で5S 5000mAhのリポを1C充電する場合は4本までの
能力があります(105W x 4本 = 420W < 600Wなので)

HiTEC製 安定化電源 ePowerBox16Aではどうなるか
出力電圧:24V
最大電流:16A
最大出力:380W

同リポの場合、2本までとなります(105W x 2本 = 210W < 380Wなので)

もう少し細かい仕様まで言うと、21Vのリポを充電するのに電源が20Vまで
しか出ない場合、充電器の内部で昇圧が必要になり能力が下がるため
スペックまで出ませんので、注意してください。
(大雑把に見積もって、8掛け程度の能力ダウン)
24V出力の安定化電源であれば、充電器の能力いっぱいまで使えます。

言葉と数字だらけの説明で分かりずらかったかもしれませんが、
【電圧と電流を掛けたものが出力】だけ覚えておけばOKです。


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