無人航空機の登録制度について

2/28に無人航空機登録制度の法律案が閣議決定されました。

目的は空港上空を飛行するドローンによる滑走路閉鎖対策として機体の登録を
行うことで所有者を判明させることですが、前回の航空法改正のようにラジコン
飛行機も対象になるのは確実だと思います。

法案を読むと、３～５年毎に再登録せよとか、墜落等で飛行できなくなった
ときは登録解除の手続きをする必要があります（マジかっ！）
また、登録に際して手数料を取られることが書いてあります。
金額までは書いていませんが、登録料ではなく手数料って意味分かりませんし、
機体をたくさん所有している人は、おサイフ的にも厳しくなるかも。
聞く話によると、海外では登録機数に制限がある国もあるそうです。

一部の迷惑者のために、またもや制約が課されるのかと思うと、
勘弁してという気持ちです。

私見ですが迷惑な行為をする人が機体を登録するとは思えず、
法案の効果目標でも事故発生率半減と認識しているようなので、
意味ある改正なのかとも思います。

まだ法案なので、何時国会審議に入るのかは未定のようですが、
前回改正時は何も知らぬ間に法律になって右往左往したので、
今回は何とかならんかと思い始めています。

ちなみに報道発表資料は下記にあります。
・報道発表資料（国土交通省）

コメント 2

いつもいち早いラジコン情報を楽しみに拝見しています。「無人航空機の登録制度」についてはびっくりしました。そのうち成立しそうな航空法案ですが、今の国会内で昔の園田直さんのようなラジコンを趣味にされている方いませんかね。法案はある意味仕方のないところもありますが、少しでも我々RCファンが納得できるようなものになるといいのですが。いつぞやのドローン騒ぎのせいでRCの世界が一律厳しく規制されるようになったように思います。ドローンとその他のRCと分けるとか趣味と商売とは分けるとか、何かすっきりする案がないでしょうか。
by うだつの上がらないF3Aフライヤー (2020-03-16 16:26) 

今回のことで関係者に色々と聞いてみたところ、業界として全く知らぬことではないそうで、法案については国交省等が開催する会に参加して、色々と意見は出しているそうです。
どの業界団体が参加しているかは、そこが発表していないのでここには書けませんが、殆どの団体だそうです（ビックリ！）。ただ、やはり声が大きいのは、業務として使っているところのようです。
お役所としても、勝手に法案を作っている訳ではなく、ちゃんと業界の意見もヒアリングしているのですね。
なお、法案については諸外国の法律も参考にしており、日本だけ特に緩いものを作るわけにはいかないらしく状況は厳しそうです。
そのようなことが行われていることを知らぬとはいえ、知らぬ間に云々とか偉そうなことを言ってしまい恥ずかしい限りです。
ちなみに、偉い政治家によるトップダウンの法制化というのは、今の時代は殆ど出来ないようです(^_^;)


by MORRIS (2020-03-16 18:49)