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配線の話 [Know How]

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配線コードの仕様で12AWGとか14AWGと書いてあります。

まず、AWGとはアメリカンワイヤゲージの略で電線の規格です。

最初の数字が大きくなるほど導体の直径は細くなります。

逆なので分かりにくいですが、12AWGより14AWGの方が細いのです。

なお、F3Aで通常使われるリポの配線は12AWGです。


規格なのでゲージ数によって流せる最大電流値が決められています。

例えば12AWGだと41A(アンペア)です。

たったの41A

フルサイズ機だと100A前後の電流が流れるので全然足りないのでは?

発熱して配線が燃えてしまわないの?


絶対大丈夫とは言えないですがラジコン飛行機では大きな問題にはなりません。

というのも、この規格は閉じられた空間で配線が発熱しても発火しないで

安全に使えるのが前提だからです。(間違っていたらスミマセン)

例えば家の壁の中にある配線が大電流で発熱発火して火事になったら大変です。


ラジコン飛行機の場合、最初から最後まで大電流が流れているわけでは無いし、

飛んでいる最中はある程度空気の流れがあって冷やされるからです。

もちろん太ければ配線抵抗が小さくてロスも少ないのですが、重量も増えるので、

12AWGが使われるようになったようです。
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AdverrunコントラV2ドライブシャフト交換 [Know How]

Adverrunコントラのドライブシャフトを曲げてしまったので交換します。

なお、正式な交換方法を教わったわけでは無いので、私なりのやり方に

なります。


まず、先端のスナップリングを外します。

最初、飛行場ではテキトーな工具で外そうとしたのですが無理と悟り、

家に戻ってスナップリングプライヤーで外しました。

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フロント側プレートを固定しているM3キャップビスを外します。

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付属の交換用工具を使いフロント側プレートと赤いシャフトを一緒に抜けば

分解できます。

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ヘリカルギア大はトルクスビスで止まっているのでT10レンチドライバーを使います。

なお、ドライブシャフト交換時はヘリカルギア大を外す必要が無いことに後で

気が付きました。ただ、このトルクスビスは緩んだ経験があるので確認してください。

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ドライブシャフトについているハブを2個のイモネジで外しシャフトを交換します。

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あとは、外した順の逆に組み立てれば完了となります。

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記事だとあっという間に出来たように思えるかもしれませんが、実際には

あーだこーだと試行錯誤しているので、結構な手間がかかりました。

自分で交換するのは無理だと思ったら修理依頼に出すことをお勧めします。


追記:

新品のドライブシャフトはADコントラ用フロントプロペラアダプターが

きつくて入りませんでした。

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プロペラアダプターの商品説明にも書いてあるのですが、#1000~2000程度の

耐水ペーパーにてシャフトを削ると入るようになります。

電動ドリルにシャフトを咥えて回し、表面のザラツキを軽く取る程度で

入るようになりました。

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FUTABA トランスミッターBOX [Know How]

以前、FUTABA トランスミッターBOXに当店オリジナルの32MZ送信機トレーが

入りますか?という質問がありました。

公表されているBOX内寸で検討したところ入りそうにないので、その旨を回答

して終わりだったのですが、今回、実際に入れてみたら入りました!

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ギリギリですがちゃんと蓋も閉められました。

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もう一つ質問が来ていて、送信機とトレーを別々にしたら入れられますか?に

ついても、送信機の下にスポンジを引いて少し浮かせば入れられることが

分かりました。

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机上の計算だけでなく、現物で確認すればOKの場合もある例でした。

諦めてしまった方にはお詫びします。
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プロペラナット締め付けトルク [Know How]

ごーまるプロダクトの「今週のヨシカワ」に出ていますが、

プロペラナットの締め付けトルクは「5N・m」だそうです。

5N・mってかなり弱いのでビックリ!です。

短い柄のレンチで軽く締める感じでしょうか。

私は今まで6N・mで締めており弱いかな?と思っていたけど、まだ強かった!

なおCGBコントラのリア側について聞いたら太いけど倍にはならないでしょうとのこと。
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コネクターキャップホルダー [Know How]

最近、コネクターをSUPRA X 6mmからSUPRA X 4mm F3A Proに切り替えました。

理由はプラスチックのハウジングが経年劣化で抜けやすくなったため。

大体、1~2年でダメになりますね。

コネクターは定期交換品だと思っているので同仕様に交換でも良かったのですが、

他のコネクターも使ってみようと思い、高スペックなF3A Proへ。

バッテリーのコネクターを他仕様に変更するとESCや充電器のコネクターも

変更する必要があるので、やるには決断がいりますが、、、

あと、F3A Proコネクターはハウジングが無いタイプなのでコネクターキャップが

必須です。ただ、キャップを外した時の一時保管場所に困ります。

通常はズボンのポケットに入れておきますが、ガサゴソ探すのが不便でした。

何か良い方法は無いかとパーツ箱を漁ったところありました!

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トリム製ロッドエンドです。

本来はボールが入るところをリーマーで少し広げてやると12AWGのワイヤーに

ちょうど入り、キャップの保持場所になります。

同じ赤にしたので、写真だと分かりずらいかな?

コネクターから抜いたらこのロッドエンドに挿します。ネジ部のギザギザがちょうど

抜け止めになり良さそう。

飛行後も、すぐにキャップが出来るので安心です。

なお、キャップはテトラ製ノズルキャップ 4mm用を流用しています。

少し短いのですがショート防止には影響ないでしょう。


最初は1枚目の写真のように、両方のオス側ケーブルに付けたのですが、

使ってみたら2枚目のようにESCに挿す側のケーブルに纏めたほうが

作業性が良いことが分かりました。


あと、写真に写っているので補足しますが、バッテリー間を繋ぐコネクターには

ヒューマンエラーを防ぐため目印の色違いヒシチューブ(黄色)を巻いています。

これをやっても繋ぐときは緊張しますけどね(笑)

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エルロンのコネクター [Know How]

先日の完成写真にて、エルロンコネクターの説明が不足していたので補足します。

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今回の機体はデュアルRXリンクシステムを使っているので、エルロンもS.BUSで

接続しています。

今までは二又延長コード 120-70mmを使っていましたが、ちょっと長いと感じてました。

そこで昨年発売されたブラック二又コード 50mmを使うことに。

黒いコードの正体はこれです。


あと、機体スーツにしまう際にコネクターがブラブラして翼を傷つけないように

カラーハーネスを主翼に両面テープで貼っておき、そこに差し込んで収納出来るように

しました。

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なお、普通の両面テープだともし剥がす際に塗装を痛めそうなので、タブを引っ張ると

剥がせるタイプの両面テープ(ホムセンで購入)を使いました。
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小ネタ [Know How]

Leader A1やA1 Plusの主翼取り付けボルトはM3ヘックス皿ビスです。

ご存じのようにヘックス皿ビス用のレンチドライバーはキャップスクリュー用より

ワンサイズ小さいので、機体組み立て時にビットサイズ2.0と2.5を使うことになり

作業性が悪いです。

また、上翼のボルトは長さが65mmもあり一般には手に入りにくいサイズなので、

紛失した際に困ったことになるかもしれませんね。(A1 Plusにはスペアが付属します)


前置きが長くなりましたが、これをM3キャップスクリュー化します。

使うのはM3アルミ皿ビスです。

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旋盤にてφ3.2の貫通穴を空けます。

(最初はボール盤でやったのですが回転数が高すぎ?、貫通前に頭が千切れてしまい

うまく穴空けが出来ませんでした)

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こういうパーツが出来ます。

ドリルで空けたので内面は汚いですが、機能上は問題ないです。

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これを主翼の皿穴に接着するのですが、ボルトに接着が付かないようにフッ素剤を

塗って保護しておきます。(ちなみにこのタミヤ製フッソコート剤は長期欠品中です)

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A1の時からこの方式にしていますがボルトのゆるみトラブルは無いです。

小さなパーツですが作るのは結構な手間がかかります。どこかに売ってないかな?
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リジットマウントスペーサー [Know How]

当店オリジナル商品のリジットマウントスペーサーのTipsです。


フローティングタイプのユニットではフロントにゴムマウントが付いていますね。

このまま機体に搭載すると、ユニットの自重で若干後ろ下がりになります。

(つまりアップスラストが付く)

嘘だと思ったら自分の機体でリアサポートをフリーにして背面状態にしてみて

ください。サポート板との位置が少しズレるのが確認できると思います。

500g前後のユニット重量があるためゴムが伸縮するので当然なのです。


そこで新しい機体にモーターユニットを搭載作業の時、私はゴムマウントを

リジットマウントスペーサーに取り換えて作業しています。

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当店のリジットマウントスペーサーはベルトダウンやコントラユニットと

長さ互換のため、この状態でリアサポートの固定まで行えば、きっちりと

F1の角度に合ったユニット搭載ができるのです。

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最後にゴムマウントに取り換えて作業完了。

まあ、どのみちスラスト調整はするので、こだわりかもしれませんが。
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P-23資料 [Know How]

今回もNAGACHANさんからP-23資料をいただきました。

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なお、まだ暫定版です。審査員講習会後に正式版リリースとなります。

当店ホームページの左下にあるリンクからダウンロードしてください。
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akibaユニット不具合事例 [Know How]

新品の50プロダクト製 akibaユニット タイプFにて試運転をしたら

Fプーリーがズレて、ベルトが1/3くらいしか掛からない事例が発生しました。

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本ユニットはフロントハウジング(赤アルマイトパーツ)の前後にベアリングが

入っており、プロペラを付けてナットを締めることによりドライブワッシャーと

Fプーリーでベアリングが挟み込まれる構造になっています。

通常の使用ではプロペラを付けて回すので問題は出ませんが、最初の試運転時には

プロペラを付けずに回転方向等のチェックを行うのが普通のため、初期状態では

ドライブワッシャーが固定されていないのでドライブシャフトごとFプーリーが

後ろにずれてこのような状態になる可能性があることが分かりました。


対策として試運転時は回転方向のチェックと極低回転で短時間の運転に留めて

いただくのが安全と思います。もしくはプロペラハブの厚さがあるカイモノを

介してナットを締めてから回すのでも良いと思います。


なお、OS製F3Aモーターリダクション OMR-4043-165も同じ構造ですので、

お気を付けください。
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