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コネクタとコードの最大電流値 [Know How]

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(写真と記事は関係ありません)

コネクタやコードの最大電流値はサイトによってバラバラです。

例えば5.5mm先割れコネクタだと、ちょっと調べただけでもMAX50Aとか
12AWGコードでもMAX40Aという物もあるのでF3Aに使って大丈夫?
と思われるかもしれません。

このような値になる理由は測定方法に条件が付くからです。

一般的に、最大電流値はコードやコネクタが閉空間に置かれていて
空気の対流が無い場所での値のようです。
家の壁の中が条件的に分かりやすいと思います。

コネクタやコードはそれぞれ抵抗値を持っているため電流値によって
発熱します。その時にコードであれば被覆が溶けてショートや発火しない
ようにしなければなりません。コネクタもコードが付くので同様です。

それぞれのメーカーで測定して更には安全率も掛けるでしょうから、
最大電流値はかなり低い値になるようです。

さてラジコン飛行機の場合、飛んでしまえばある程度冷やされるため、
経験則で12AWGで5.5mmの先割れコネクタなら大丈夫という感じだと
思います。
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ESCの発火防止策(その3) [Know How]

ハンダ付け時にも注意が必要です。

ヤニ入り半田を使うと経験すると思いますが、ハンダボールが飛び散る
場合があります。(メカニズムは良く分かりませんが、フラックスが
急激に熱せられて膨張しハンダを飛ばすようです)

ESCにコネクタをハンダ付けする際に、このハンダボールが基板に付かない
ようにESCをカバーしておくと安心です。

私は不要になったコピー用紙に穴を空けコードを通してカバーしていますが、
この程度で十分です。
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(写真は既にコネクタを取り付けたESCを使いました)
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ESCの発火防止策(その2) [Know How]

他にESCが発火する原因として考えられるものに導電性異物があります。

導電性異物?と思われる方が多いと思いますが、カーボンの粉が代表例です。
機首部がカーボン成型された機体で加工等を行った際に掃除が不十分だと、
カーボンの粉がESCに付着して、あるタイミングでショート~発火に至る
メカニズムです。

MC9100Aでは基板がシールドされていないので、ゴミや異物が入り放題です。
そこに導電性のものが入り回路ショートしたら、場所によっては火を噴く
ことがあると思います。

私のところにコネクタを取付け依頼されたESCが届くのですが、使用中の
ESCの場合、何か付いているなと思って拡大鏡で見ると、黒い粉が付着
していることがたまにあるのです。
本当に導電性かどうかは分析器具を持っていないので調べようが無い
のですが、いかにも危なさそうでしょ?

お願いしたいのは、モーターやESCが載った状態でカウルの切削加工は
絶対に止めてください。

メカ積み時も含めてノーズカウルを加工した際は、掃除機で良く吸うか
エアーダスターで吹き飛ばすかした後に、アルコールスプレーをバンバン
かけて洗い流してください。

まだ続きます。


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ESCの発火とコネクタ [Know How]

【最初に】
以下の内容は検証されたものではありません。
経験や見聞きしたことから推測したものであり、事故の発生が少なくなればとの
思いで発信するものです。

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フルサイズ機で使用されるフタバのMC9100A ESCが発火する事例を良く聞きます。
日本においてはかなりの割合でこのESCが使われているので、それを考慮すると
どうなのかはおいておきます。

まず、ESCとモーター間を接続する3本の線のうち、1本が断線するとESCが
発火するという噂があります。
あくまでも噂で自分で確認したことは無く(もし本当なら勿体なくてできない)
フタバに聞いたところ、既存モーターにて検証したが再現したことが無いとの
回答でした。但し、断線時にそのようなことが起こる可能性については
絶対無いとは言い切れないとも言っています(技術者として正直ですね)

次に、実際にESCが燃えた方に直接聞いたときに、この3本の接続コネクタに
4mmのバナナタイプコネクタが使われている事例が多いのが私の経験上言えます。

このコネクタはたくさんのメーカーから発売されていますが、中には信頼性が
低く、繰返し応力によりクルクル回る接触部が抜けてしまうものがあるようです。

最近のモーターユニットはフローティングマウントされているものが多いため、
普通のスロットルオンオフでモーターがトルク方向に回るのと、舵を打った時の
ジャイロプリセッションでも上下左右に動くので、コネクタ部にはかなりの
負荷がかかりコネクタの破損に繋がっている可能性があります。

また、可動部があるということは接触抵抗が高いということなので、フルサイズ機
のように80A~100Aも流すところに使うと、かなり発熱します。
元々イモハンダだったのかもしれませんが、この熱でハンダ付け部が溶けて断線と
いう事例も見たことがあります。

この2つが同時に起こった場合、ある確率で発火するのではないか?

というのが私の推測です。

対策として、ユーザーに出来るのはコネクタの変更です。
4mmであれば先割れタイプに変更で、K&Sやハイペリオンから出ています。
もしくは接触抵抗が低いSUPRA X 4mmF3A Proコネクターが良いと思います。


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充電器と安定化電源の能力について [Know How]

xxの充電器は5Sのリポを1C充電できるかどうかの判断方法。

例えば5S 5000mAhのリポを1C充電する場合、
21V(5Sの満充電電圧) x 5A(5000mAhで1C)= 105W必要です。

検討している充電器にて、上記の3項目(電圧V、電流A、出力W)が全て
対応しているかどうかで判断します。
どれか一つでも足りない場合は、そこが上限になります。

例えばハイペリオンEOS0720iSDUO3の場合で判定すると、スペックは
電圧:7Sまで
電流:20Aまで
出力:1ポート500Wまでなので、
結論:十分な能力があり、20A ÷ 5A = 4C充電も可能。
   出力的にも21V x 20A = 420Wなので余裕ありと判断できます。

では、ISDT製 D2 スマートAC充放電器の場合どうなるかというと
電圧:6Sまで
電流:12Aまで
出力:1ポート100Wまでなので、
結論:出力がギリギリ足りず、100W ÷ 21V = 4.7A(0.94C)が上限となります。
(5Aの設定をしても充電器が勝手に4.7Aまでしか出さない)

あと、安定化電源の能力も重要です。

HiTEC製 安定化電源 ePowerBox30A VOL.2だと、
出力電圧:~20V
最大電流:30A
最大出力:600W

EOS0720iSDUO3で5S 5000mAhのリポを1C充電する場合は4本までの
能力があります(105W x 4本 = 420W < 600Wなので)

HiTEC製 安定化電源 ePowerBox16Aではどうなるか
出力電圧:24V
最大電流:16A
最大出力:380W

同リポの場合、2本までとなります(105W x 2本 = 210W < 380Wなので)

もう少し細かい仕様まで言うと、21Vのリポを充電するのに電源が20Vまで
しか出ない場合、充電器の内部で昇圧が必要になり能力が下がるため
スペックまで出ませんので、注意してください。
(大雑把に見積もって、8掛け程度の能力ダウン)
24V出力の安定化電源であれば、充電器の能力いっぱいまで使えます。

言葉と数字だらけの説明で分かりずらかったかもしれませんが、
【電圧と電流を掛けたものが出力】だけ覚えておけばOKです。


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ニシオカ製NNS07シングルリダクションユニット [ショップ]

ニシオカホビーアシスタントから新型のシングルリダクションが発売になりました。
減速比を見直したので扱いやすくなり、高価なコントロニックモーターを
使わなくなったのでリーズナブルな価格になりました。
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モーターが少し重たくなったので重量は533gになりましたが、OSベルトダウンと
比べるとまだ軽いです。なお旧ユニットはあまりにも軽くて重心位置合わせが
大変だったとも聞くので良いのでは。
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マウント方式はリジットとフローティングが選べるようになりました。
特性的にはリジットのほうが良いですが、音が静かなフローティングも可能。
一般的なゴムマウントでは無いので悪影響は僅かだそうです。
なお、フローティングのリアサポートパーツは別売です。
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ちなみに、最近の各社ユニットのマウントはP.C.D.70/M3が一般的になりましたが、
ニシオカ製だけP.C.D.71/M4なので互換性がありません。
特注になりますが、各機体用マウントを作成してもらえるようです。

・ニシオカ製NNS07シングルリダクションユニット
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コントラCGB [パーツ]

先週のブログにてCGBでファルコン23x20は引かないと書きましたが、
スロットルカーブの変更だけで解決しましたので、お騒がせのお詫びと報告です。

設定値はスロットルスティックがセンター時にレートが65%です。
これだけですごく飛ばし易くなりました!
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NEO STAGE BIP初飛行 [飛行機]

NEO STAGE BIPの初飛行を行いました。
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飛行前には確認を色々とやらねばなりません。
家で設定したつもりでしたが、フェイルセーフ設定に間違えがありました。
あと、飛ばしてから気が付いたのはエレベータートリムをセパレートにしていなかった。
致命的なミスが無かったのは幸いでした。

ギャラリーが見つめる中、ドキドキでした。
私はこの初飛行の緊張は嫌いではないですが、いつまでも慣れませんね。

スロットルを上げ、いざ離陸。
思うようにスピードが乗らなかったのですが、浮く雰囲気があったので
ちょこっとエレベーターを引いたらスッと離陸。
軽いのが効いていそう。

エルロンはノートリムでした。
良かった良かった!

ラダーは2コマ入れましたが、サイドスラストが合っていないかもしれないので
まずは取り敢えず。

水平は座りが良さそう。
ポイントロールでも大きな癖は無く、少しのミキシングですみそうです。
垂直降下はアップに行きますが、これは想定内。

しか~し、プロペラが引かない! ファルコン23 x 20F/Rですが、このユニット(CGB)には合いませんね。 秋葉さんや色々な方からアドバイスをもらいましたので、次回はもっと 負荷が強いペラにします。
2020/8/5訂正
スロットルカーブの設定がダメなようです。
カーブ修正したので飛ばしてみて報告します。

無事着陸で帰還しました。
検定会も無いし、ユックリと調整します。
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NEO STAGE BIP完成 [飛行機]

NEO STAGE BIPが完成しました。
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今回も少しだけデザインを変えてます。
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ジェット機アイコンはF35(笑)
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動力ユニットはコントラCGB+AKB-ESC
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受信機はR7106SBデュアル仕様でS.BUSは使っていません。
2個の受信機と追加コードで結構重たくなりますが、メリットデメリット考えて。
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フライングテールサーボは最近主流のS9172SVを使います。
ラダーはワイヤーリンケージにしてます。あと、空気抜きも追加。
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機体組立て時にたくさんのネジを使うので、保持スポンジに挿しておくと
失くさずにすみそうです。
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重量は4,715g(GensAce4700mAh時)
軽く仕上がったので初飛行が楽しみです。

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