ADコントラ用フロントプロペラアダプター

Adverrunコントラ用フロントプロペラアダプターを作ってもらいました。


背景は純正のアダプターでトラブる話があったためです。
例えば、飛行中にフロントプロペラが脱落。トラッキングが合わずに
ミソスリしている。簡単に曲がってしまう（フェイルセーフ？）等です。

脱落は論外だし、トラッキングがあっていなければまっすぐ飛ぶ訳がありません。
小型機用のパーツを流用しているため精度がそこそこなので、フルサイズ機
コントラには耐えられないのでしょう。（精度については後述）
皆さん、どうされているのでしょうか。たくさん買って良さげなものを選んでいる？

代わりになる部品製作を50プロダクトさんに相談したところ、 コンペティターの
パーツにも関わらず快諾していただきました。

シャフトはA7075超超ジュラルミンからの削り出し。
ドライブワッシャーやプロペラナットも実績がある仕様です。
重量はなんと純正品よりも軽く仕上がりました。


試作品の評価で問題が無かったため、このたび量産販売開始となりました。
入荷が年末ぎりぎりになりそうなため、先行予約受付中です。

・ADコントラ用フロントプロペラアダプター

※精度について
製造精度には定評がある50プロダクト製なので、コレット部の内径はΦ6ジャストに
なっています。通常はシャフト側をマイナス精度にして嵌め合いを確保するそうですが、
ADのシャフトはプラスになっているものがありました。

当然ながら入りません（泣）

純正コレットはガバガバなので入るのですが、そのため色々なトラブルが出てしまう
のだと思います。
シャフトを良く見るとΦ8の太いところは研磨がかかっていますが、先端部は削った
だけです。ここを#1000～2000程度の耐水ペーパーで削ると入るようになりました。

寸法で言うと-5μm程度のためザラツキを取る程度ですむ場合があり、削りすぎと
研磨粉がモーターやESCに付着しないように注意して作業が必要です。
逆に緩くてガタがある場合はそのメインシャフトでは性能が発揮できないので
ご注意ください。